<神戸の学生インタビュー③>「障がい者の就労支援を目指す」立命館大学 坂大樹さん
- kobewriting
- 2020年3月4日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年3月4日
いよいよ三回目となった本企画
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今回取材したのは大学3年生の坂 大樹さん。

現在立命館大学に在籍する彼。元々はサークルに打ち込む普通の学生だったという。
そんな彼がなぜボランティア活動に打ち込むようになったのか、彼の人柄にも触れながら迫っていく。
きっかけは弟の事故ー「神戸でできることはないか」
坂さんは小学6年生の頃から吹奏楽に打ち込んでいて、大学入学後も引き続き吹奏楽サークルで活動していた。
しかし2年生になる直前転機が訪れる。
彼の弟が事故に遭い、リハビリが必要になったのだ。
弟のサポートのため、実家のある神戸にいようと決意した坂さん。しかし頻繁に神戸から大学のある京都に行くことが困難となったためサークルを引退した。
弟のサポートを続けるなかで、神戸にいながらでも誰かの役に立ちたいと言う思いが強まっていった。これがボランティア活動をするきっかけになったという。
チームでも個人でも、とにかくボランティアをしてみたい
弟の事故をきっかけになんとなくボランティアを始めようと思った坂さん。でも最初はどんなボランティアがあるか分からなかった。そこでボランティア募集サイト「activo」に登録、神戸ソーシャルキャンパスを知ることになる。そして、ソーシャルキャンパス経由で初めて参加した企画が「会社開き」だった。
会社開きとは地元の企業にインタビューし、webサイトに記事を投稿するボランティア。アポ取りから記事掲載までほとんどを自分で行ったという。そこで様々な企業にインタビューしていくうちに地域で働いている人の魅力に触れ、将来のことを考えるようになった。
会社開きの活動がひと段落して、他のボランティアもやってみたいと思った坂さん。次に挑んだのはチームで活動できるボランティアだ。というのも会社開きの活動は基本的に個人活動だったそう。そのため今度はチームで動きたいと思い、台湾のNGO団体主催の「神戸ワンダリングチャレンジ」の製作チームに入る。
ワンダリングチャレンジとはゲーム型の街歩きイベントで、楽しみながら街の魅力や課題について再発見していくことを目指すプログラムだ。
坂さんはこのプログラムの運営チームに参加。もともと口下手であまり喋るのが得意ではなかったと言うが、聞き役に徹し意見をまとめる役割をこなしたという。

「障がい者の人たちの就職支援をしたい」
元々ボランティアを始めた目的は弟さんをサポートしながら他の人の役に立ちたいというものだった。そんな中でボランティア活動を通じ、普段生活している中では思いもしなかったことや、触れ合う機会のない大人、友人たちができた。
現在彼は自分探しの真っ只中であるが、神戸ソーシャルキャンパスを通じて活動してきたボランティアで得た経験、出会いの中でまた一つ目標ができた。
「障がい者の人たちの就職支援をしたい」
ボランティアでの経験からそのように考えるようになった坂さん。
今は経験を積むべく障がい者児童が集まる学童保育でスタッフとしてアルバイトもしているという。
大きな目標とそれに向けて直向きに努力する彼の活躍を今後も応援していきたいと思う。
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